頑張れる条件を決めるのが転職成功のカギ

理想の職場で働けるようになったら転職は成功だと考えるのがもっともなことだろう。ただ、どの業界でも本当に理想としている職場で働けることは決して多くはなく、介護業界についても例外ではない。特に介護業界では営利目的のみで事業を展開できるわけではなく、介護保険制度に基づいて社会貢献になるサービスを提供しなければならないため、大きな利益を狙って一攫千金の事業を展開できる業界とは異なっている。その影響で完全に理想の条件をそろえているような職場に出会えることは難しく、誰もが成功だと思えるような転職先はほとんど見つからないのである。

このような状況下にある介護業界での転職を成功させるために重要なのは、自分なりの定義付けをすることだ。この条件が満たされているなら自分にとっては転職成功だというのを定義付けしておき、転職活動をするときにも転職後に振り返ってみるときにも確認できるようにしておくのが良い。

待遇や職場の方針、残業のあり方など多くの条件を総合して考えると不満になる部分が見つかるかもしれないが、例えば給料がいくら以上で、残業が月に何時間以内なら納得できるというのなら、それが満たされていたら成功だと考えられるようになる。納得できる条件を満たしている職場に転職できたのだから、不満があってももう少し頑張ってみようと思えるようになるだろう。このような定義付けをしておくとモチベーションの向上にも繋がるということを念頭に置いて、明確に条件を決めておくのが大切だ。